マンション管理人をしていると、様々な出来事に遭遇します。 今回は、家賃を払わずに突然消えてしまった居住者についての話です。
その居住者様は九州から引っ越してきた30代の男性でした。 入居時に排水口の臭いがひどいと苦情を言ってきたので、よく覚えていました。 ある日、管理室をノックしてこの男性が来訪し、「夕べの○〇時頃の玄関入り口の防犯カメラの映像を見せてもらえませんか?」と頼んできました。しかし、管理会社の許可がないと見せられません。 もちろん、しかるべき正当な理由があれば、映像を見せることもできるのでしょうが。 そこで理由を聞いてみると、同居していた女性が突然すべての荷物を持って出て行ったので、その手伝った人物を知りたいとのことでした。
彼女一人では荷物全部を一夜で持って出ていくことは無理だから、誰か手伝った人間がいるはず。だというのです。
「この理由では管理会社に申し送りをしても許可できないとの回答があるでしょう。」と説明。
「そうですよね」と彼。
その後、彼の姿は見かけませんでした。
それから約2か月後、管理会社の担当者がこの居住者様の部屋に家賃の督促状をドアに貼り付けに来ました。 家賃の支払いが滞っていて、督促しようにも電話には応答がないそうです。
管理会社の担当者いわく「毎日の動きを観察して報告して欲しい」と。 しかし、1週間観察しても督促状の入った封筒は彼の部屋のドアに貼られたままです。 彼からの連絡もありませんでした。 結局、家賃は滞納されたままで、管理会社は訴訟に踏み切ったと聞きました。
賃貸物件にお住まいの皆さん、家賃を滞納しても一時逃れにしかなりません。 日本の法律はそんなに甘くありません。色々な事情があるとは思いますが、家賃は必ず支払いましょう。滞納が続けば、最終的には訴訟になり、法的な手続きが進行します。その後の人生にも少なからず不利な影響がでることでしょう。
家賃の支払いは、住まいを守るためにも最優先事項です。
日常生活で何か問題があれば、早めに管理会社や大家さんに相談することが大切です。トラブルを未然に防ぎ、安心して暮らせるよう心掛けましょう。
