マンション管理人の仕事は、一人で行うことが多く、孤独を感じることもあります。特に私の勤めるマンションは50所帯ほどの中規模で、一日中誰とも話さない日も珍しくありません。
そんな中、居住者さんとの小さな交流が私の心を温かくしてくれます。ある日、出勤してチラシのゴミを片付けていた時のことです。マンション前の自動販売機で缶コーヒーを買いに来た40代くらいの男性居住者さんが、私を見かけて「おはようございます」と挨拶してくれました。この方は、いつも顔を合わせるときちんと挨拶してくれる素敵な方です。
私もすかさず挨拶を返すと、「はい、お疲れ様です!」と言って、さわやかな笑顔とともに缶ジュースを差し出してくれました。10年間このマンションで働いていますが、こんなことは初めてでした。暑い日で汗をかきながらの作業中だったので、缶ジュースをいただけたことも嬉しかったのですが、それ以上に、その優しさが心に沁みました。
私たち管理人はお給料をいただいて仕事をしているので、それが当然のことですが、人の優しさに触れるとこちらまで優しくなれるから不思議です。このような嬉しい出来事があると、孤独な日常にも光が差し込むような気がします。
これからも、居住者さんとの小さな交流を大切にしながら、心を込めてマンション管理の仕事を続けていきたいと思います。
