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カラオケで唄う喜びを見つけ、明るくなった友人のこと

カラオケで毎日が明るくなった
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友だちのKさんは60代の未亡人です。旦那さんを亡くしてから1年ちょっと、特に趣味もなく、ひまをもてあましていました。歌には多少興味があったようですが、お節介な私がカラオケにお誘いし、カラオケ教室に入会することにしました。

そんなカラオケを始めたばかりのKさんが、カラオケ教室の忘年会で人前で唄うデビューを果たしました。それがなんとトップバッター。その時の彼女は、あまりの緊張に会場にいるメンバー全員に心臓の音が聴こえるほど。歌は音程がひどくズレていて、お世辞にも上手いとは言えないものでした。

『いやになって、カラオケ教室をやめちゃうかも』と思ったくらいの落ち込みようでしたが、数ヵ月後、彼女の歌を聴いてびっくりしました。それは、カラオケ教室の春の発表会でのことです。

更衣室で着替えの際に会ったら、『衣装がないから、ドレス買ったのよ。おかしい?』とステキな紫色のドレスを笑顔で見せてくれました。お似合いのドレスに身を包み、楽しそうに唄う彼女の姿はとても印象的でした。

気になる歌は、忘年会での歌から想像つかないほど上手くなっていました。唄い終わった彼女に『良かったよ、上手くなったね』と言うと、『なんかドキドキするけど、歌がどんどん楽しくなりそう』といっぱいの笑顔で答えてくれました。

私が初めて彼女に会ったとき、『わたし、歌が苦手なのよ。舞台で唄うなんてまず無理!』としり込みしていたのです。その彼女がステキなドレスを買って、「どう、このドレス?わたしの歌聴いて」と笑顔で唄ったのですから、もう私はびっくりしました。はじめはあんなにドキドキし、緊張していた人がこんなに変わるの?と驚きました。

人は変われるんですね、それをまさに実感しました。良い意味で変わったKさん、本当にステキです。楽しみを見つけられて、そのきっかけのお手伝いができて私も嬉しかったです。

きっと、舞台で唄う楽しみ、好きな衣装に身を包んで人前で歌う楽しみを見つけつつあるんだろうと確信しました。彼女は、自分でも知らない意外な面を見つけたのでしょうね。

歌が苦手だった彼女が、あんなにステキな笑顔で唄えるようになったのですから、思わず頑張ってとKさんにエールを送りました。「頑張れ♪Kさん、あなたの唄は天国の旦那さんに届いているよ、きっと!」と心の中で拍手とエールを送りました。

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